Friday 24 April 2020

単語帳 : ミルクを切らしている。

ミルクを切らしている

We are out of milk. / We ran out of milk.

ミルクがなくなりそう。

We are nearly out of milk.

ミソは、主語がミルクじゃない所。

日本人は、ついついミルクを主語にしようとするのです。

例えば、こんな感じでしょうか?

Milk has finished. 

まあ、気持ちは分からんことは無いけど。

でも、英語話者としては、こういう場合は、「自分」が主語で、自分がミルクを使い切った、という表現になるんですね。

でも、今回のウーハンウィルス新型コロナウィルス問題で、ロックダウン(都市封鎖)が始まった頃、まずは、特定の品物がスーパーマーケットから姿を消したのですが、その時は、品物が主語になっていたと思う。

Toilet rolls / milks / eggs have gone.

Toilet rolls / milks / eggs are returning to supermarket shelves.


その後、一時的にではありますが、スーパーマーケットの棚が全体的に空っぽになったのですが、その時は、こんな感じでしょうか。

Supermarket shelves has become empty.

英語を学ぶに当たって、「英語的発想」が大切とかなんとか、巷では囁かれていますが、英語話者の「主語の選び方」を観察する事が、「英語的発想」習得の第一歩だと思います。


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Monday 13 April 2020

単語帳:「検査の結果が陽性だった」を英語で表現

ウーハンウィルス新型コロナウィルスがヨーロッパでも猛威をふるっております。

ワタシが棲息している英国では、首相までがコロナウィルスに感染してしまいました。

この記事を書いている時点(2020年4月13日)では、無事に退院されたのでこんなのんきな記事を書けるのワケですが、一時はどうなる事かと、とても心配していました。

英国首相のボリス・ジョンソン。

ブレグジットで見せた強引な手法では批判もありましたが、最後はなんとかEUとの合意案を取りつけ、見事ブレグジットをやりとげた、

この、新型コロナウィルス問題でも、最初は集団免疫(Herd Immunity)の獲得を試みようとしていましたが、感染者・死者の増加と共に、NHS(英国の国民保健サービス)がパンクしてしまう危険性を感じて、方向転換。

この、あっさりを自分の非を認めて方向転換できるところが、彼のすごいところです。

やっぱり、なんやかんや言っても、抜群のリーダーシップがあるという事は否めません。

さて、そんなボリス、国民に率先して、新型コロナウィルスに感染してしまいました。

ボリスのデイリーアップデート中に、ハッと気付いたボリス。

「(ハッ!)もしかして、我々も、こんな風に集まるべきではないのかも。。。」

東京オリンピックが延期されてホッとするも、聖火リレーも中止なのね
https://floatingonwatermeditate.blogspot.com/2020/03/blog-post_24.html

もしかして、この時にはもう、何らかの兆候を自覚していたのかもしれませんね。

さて、そんなボリスジョンソン首相が新型コロナ陽性。

これを英訳するとどうなるか?

日本人的な感覚で英訳した場合、こんな感じになってしまいそうです。
(少なくとも、ワタシはこんな感じでしゃべってました。)

Prime Minister Boris Johnson took a test and the result was positive.

Prime Minister Boris Johnson's test result was positive.

でも、BBCとか英国現地の報道を見ていると、もっとシンプルに表現していますね。

Prime Minister Boris Johnson has tested positive.

Coronavirus: Prime Minister Boris Johnson tests positive
https://www.bbc.co.uk/news/uk-52060791

test を動詞として用いて、

test positive で、検査で陽性となる。という意味になるワケですな。

う~ん。シンプル。

だけど、非ネイティブのワタシには、思いもつかなかった表現です。
しみじみと、英語って奥が深いなあ。