Saturday 22 June 2019

単語帳 : Annuity and Perpetuity

ワタシは、40歳代も半ばになって今さらながらに資格試験の勉強をしています。

目指している資格は、ACCA (英国勅許公認会計士)と呼ばれている、まあ、英国における会計士資格の一つです。

けっこう難関資格です。

この歳になって。なぜ今さら難関資格をめざすのか?

それも、セミリタイアしてるのに。

フルタイムで働くつもりなんて、もう無いのに。。。

時折、そんな疑問を自分自身に問いかけていますが、その葛藤については、また、徒然日記の方にでも書こうと思います。

まあ、そうやって自問自答しながらも、ACCA の勉強をつづけているわけですが、さすが英国の難関資格。舐めちゃあいけません。

色々と小難しい英単語がワンサカ出てきます。

その中で、日本語が上手く当てはまらないので英語で理解している単語が、

Annuity と Perpetuity です。

まずは、Annuity。天下の 某A○CさんのOnline辞書をひっぱってみました。

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annuity

1. 年金(額)
2. 年金保険(投資)
・You cannot surrender a retirement annuity. : 退職年金保険の解約はできません。
4. 年金受領権[支払義務]
・An annuity ceases to exist when a recipient dies. : 受給者が死亡すれば年金受領権[支払義務]は消滅する。

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この日本語訳だと、ACCAのテキストに使われている annuity の意味としては、あまりピンと来ないのです.

ACCAでは、annuity という単語は、「毎年(年に一回)支払われる一定の金額」という意味でつかわれている感じなんですが。

ついでに、我が愛しのOxford online dictionary を引っ張ってみました。 
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annuity
NOUN (annuities)

1 A fixed sum of money paid to someone each year, typically for the rest of their life.

‘he left her an annuity of £1,000 in his will’

1.1 A form of insurance or investment entitling the investor to a series of annual sums.

‘loans secured on an older person's home which are used to purchase a life annuity’


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そう、これです!この意味なんです。

でも、これを一言でスパッと表現する日本語ってあるのかなあ。

やっぱり「毎年(年に一回)支払われる一定の金額」と表現するしかない?


次に、Perpetuity。
まずは、某A○CさんのOnline辞書で。
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perpetuity

永続(性)
《法律》〔財産の〕永久拘束
発音[US] pə̀ːrpətúːəti | [UK] pə̀ːpitjúːiti、カナ[US]パーペトゥーイティ、[UK]パーピチューイティ、分節per・pe・tu・i・ty
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これも、ピンとこない。

ACCAのテキストでは、「永続的に支払われる annuity 」という感じだと思うんです。

こちらも、Oxford online dictionaryで確認。 

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perpetuity


NOUN (perpetuities)

1 (mass noun) The state or quality of lasting forever.

‘he did not believe in the perpetuity of military rule’

2 A bond or other security with no fixed maturity date.

‘This is also about the length of time that discount rates converge to perpetuities.’

3 (Law) A restriction making an interest in land inalienable perpetually or for a period beyond certain limits fixed by law.

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多分、ACCAのテキストにでてくる Perpetuity は、2番の意味ですね。

この二つの単語、多分日本語に訳しにくいというのもあって、 オンラインの英和辞書でひいても、???という感じでした。

このような、抽象的というか概念的な単語は、下手に英和辞書をひくと頭が混乱するばかり。
英和辞書をひいて余計にわからなくなるような単語に出会った時は、英英辞書で調べて、シンプルな英語の定義文や例文を読むほうが、意味がすっと頭の中に入ってくる気がします。


Friday 21 June 2019

単語帳 : 「将来は」:in the future vs in future

英文を書いていると、悩むんですよね。

「将来は」という日本語の英語訳は in the future なのか in future なのか。

イギリスでは、どちらも目に(耳に)するんですよ。

なので、どちらが正しいのかいまひとつよく分からなくて、うにゃうにゃっとごまかして、「今後は」と言い換えられそうな場合はいつも、 from now on を使ってました。

チキンなワタシ。

しかし、この度ふとググッて見たところ、よい記事を見つけました。

Jakub Marian's Language leaning, science, art 

というウェブサイトの中の記事の一つです。

https://jakubmarian.com/in-the-future-vs-in-future-in-british-and-american-english/

こちらで、in the futurein future の違いが明確に解説されています。

この記事によると、future は、名詞として使われる場合と形容詞として使われる場合があって、名詞の時は冠詞がつくけれども、形容詞の時は冠詞は不要。

そして、問題の in (the) future ですが、この表現には二つの意味合いがあります。

一つ目は、日本語訳にした場合に「将来は」にあたるもの。
将来のある時点をさす用法です。

この場合は、future を名詞的に使用するため、in the future となります。

これは、アメリカ英語もイギリス英語も両方とも同じです。

I would like to move to Spain in the future.
(ワタシは将来スペインに引っ越したい。)

これは、今すぐ「ワタシ」は今すぐスペインに引っ越すのではなく、将来のある時点にて引っ越したいと思ってるわけですね。


そして、注意しなければいけないのは、二つ目の意味。
二つ目の意味は、日本語訳にした場合には「今後は」にあたります。

この場合、アメリカ英語では一つ目の意味と同じくin the future を使うのですが、イギリス英語では、future を形容詞として用いるため、in future となります。

In future, please, be more careful. (イギリス英語)
In the future, please, be more careful.(アメリカ英語)
(頼むから、今後は気をつけてね。)

ここでは、来のある時点で気をつけて欲しいなんて悠長なことを言ってるのではなく、「即、今から」気をつけて欲しいとお願いしているわけですね。


アメリカ英語では in the future 一本なので何も考える必要はありませんが、イギリス英語の場合は、in the future と in future 共に文法的には両方OKだけど、意味が異なってしまうので、使い分けに気をつけましょう。

1:Human beings will live on the Moon in the future.
(人類は、将来月に住むでしょう。)

2:Human beings will live on the Moon in future. (イギリス英語のみ)
(人類は、これから月に住むでしょう。)

1は、もしかしたら将来のどこかの時点でありえるかもしれませんが、2の場合は、「これから」ですので、現実的に不可能です。

フムフム。勉強になるなあ。

今まで、ワタシが from now on を使っていた部分は in future に置き換えらるわけですね。

そして、将来の夢とかを話すような場合は、in the future となると。

今後は勇気をだして、in the future と in future を使い分けてみようと思います。



Wednesday 5 June 2019

単語帳 : Augmented Reality

Augmented Reality

日本訳は「拡張現実」

へ?拡張現実ってなに?

限りなく役に立たない日本語訳ですね。

これは、例えばスマホのカメラを通して特定の「何か」をみると、
その画像に映っている「何か」が動き出したり、
たとえばその「何か」が、外国語の一文だとしたら、
画像にはその文の日本語訳が映し出されたり、そんな感じの技術です。

グーグル・トランスレートのアプリで、
スマホを外国語の文章に向けると、
画面上では翻訳された文章が見える機能がありますよね。

あんな感じです。

人が知覚する現実環境を、コンピュータによって「拡張」するから、
「拡張現実」と呼ばれるらしいですね。

ちなみにこの訳語は、思いっきりちょくやく葉は、英語 Augmented Reality の直訳です。

Augmented =拡張された 

Reality=現実

この二つを足して

Augmented Reality =拡張現実

でも、英語の Augmented Reality の頭文字をとって、
ARという略語が使われていることもあるようですね。

この単語に限っては、その方が良いような気がする。

下手に「拡張現実」なんて言われると、
分かったような気がしてしまうので性質がわるい。

実際は何にも分かってないのに、分かったような気がして
そのままウヤムヤにしてしまう危険性大。

もし、ARとか言われたら、「何それ何それ?」ってなって、
人に聞くなり、調べるなりして、どんなものかを確認するでしょう?

そんで、グーグル・トランスレートのアプリの、
あの、画面に翻訳文が出てくる機能みたいなのが、
ARっていうのかあ。って、なんとなく、感覚的に理解できる。

百聞は一見にしかず。

だと思うのですよね。

なので、Augmented Reality の日本語訳は、AR (内容は自分で調べろ)
というのが、ベストだと思います。