またまた群ようこさん。
だって、仕方ないんです。お気に入りの作家さんなので。
今回は、またまた群ようこさんの「女」シリーズ、「でも女」
もう、「でも女」というタイトルからして、そそります。
「いるいる~!」って感じ。
そして、「もしかしたら自分もそうかも?」なんて、密かに恐怖心もあおられてしまったり。
読者の心をつかむタイトルではありませんか!
なんて感じで、タイトルと本の表紙のみでジャケ買い。
ちなみにジャケ買いという言葉は死語かもしれないので、Wikipedia からの引用を下記します。
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ジャケ買い(じゃけがい)とはレコードCD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、
店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること。
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まあ、それはおいといて。。。
さてさて、ついついジャケ買いした群ようこさんの「でも女」。
-- Amazon の紹介文 --
幼稚園児、女子大生、主婦、キャリア・ウーマン、ハイ・ミス…etc.様々な女たちの生態と心理を、「女の友情」を軸にスルドク描いた短篇小説集。著者独
特の的確な観察眼、超リアルな描きっぷりはますます快調!ジタバタしながらそれなりに懸命に人生を送っている女たち。その奮闘ぶりには、身につまされたり
笑ったり。表題作はじめ10篇を収録。
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「女の友情」を軸とした10編の短編集。
でも、表題の「でも女」さんを筆頭に、「女の友情」の軸となる「友人」達の多くが、
なかなかどうしてちょっと問題ありな女性なのですよ。
そして、その「問題あり」の程度が、普通に日常生活で出会いそうな程度の、
マイルドな「問題あり」なんです。
そこが、面白い。
それらが、作者独特のシニカルな視点から、ざっくばらんな文体を通して
さりげなく表現されています。
だから、会社の更衣室でOLたちが同僚のゴシップをするような感覚で、
「あ~、そんな人、いるいる~!」
「いやあねえ。」
という感じで読めるのです。
そして、完全に他人事(笑)。だってゴシップだもん!
いやはや、群ようこさんの人間洞察の鋭さには、太刀打ちできません。
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