Sunday, 8 February 2015

単語帳 : squeamish

英語の勉強をしていると、日本語では一語で言い表せないような複雑な内容を一語でスパッと言い表してしまうような単語に遭遇することがあります。

備忘録をかねて、そんな単語をリストにしているのですが、その中でもお気に入りの単語については、ちょっと深追いしてしてみます。

squeamish

私はこの単語の意味を、ざっくり、「血を見られない人」と覚えています。

ずばり、私自身が血とか、テレビの手術シーンとかを見られない人なのです。
自分自身をこんなに見事に一語で表現してくれる単語に出会った日の衝撃と言ったら!


日本語ではずっと、「私は血とかテレビの手術シーンとかを見られない人だ」などとまどろっこしく表現していたのに、英語では、

I'm squeamish. 

これで終わりです。早い!短い!すばらしい!

さてこの単語、辞書にはどんな感じでのっかっているのでしょう。



まずは、某A○CさんのOnline辞書での定義 

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squeamish
【形】
  1. 〔血やけがなどに〕すぐに気分が悪くなる、吐き気を催す
  2. 〔脅かしなどに〕すぐにびっくりする、ビクビクする
  3. 〔行動が〕潔癖性の、ひどくきちょうめんな
レベル12、発音skwíːmiʃ、分節squeam・ish
------

おお、いい感じです。

では、私の愛用のOxford 英英辞書(Online)ではどうでしょうか?

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Definition of squeamish in English:
adjective
1Easily made to feel sick or disgusted:  
I’ve always been squeamish about bugs
she was not squeamish about using her social influence in support of her son
-----------

うーん、そうなのかあ。血とは限らないのですね。例文には、血ではなく虫が出てきてます。
あと、(モラルの観点で)潔癖症というという感じかな。

では、Dictionery.com ではどうでしょう?

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squeamish

adjective
1. fastidious or dainty.
2. easily shocked by anything slightly immodest; prudish.
3. excessively particular or scrupulous as to the moral aspect of things.
4. easily nauseated or disgusted:
to get squeamish at the sight of blood.
----------- 
  
おお!血が例文に出てきました。
でも、(モラルの観点で)潔癖症という意味の方が上にきてます。

今回は、3つの辞書を比べてみただけですが、色々と違いがあって面白いです。
全体的には、私のざっくりとした覚え方、「血を見られない人」
っていうのもそう悪くないのではと思ったのですが、
「モラル的な潔癖症」という意味もあわせて覚えておこうと思いました。 




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Monday, 10 November 2014

The No.1 Ladies' Detective Agency


近頃のニュースでは英国の景気は良くなってきているという声もありますが、

値段が上がっているのは不動産で、確かに不動産の値段が上がれば指標的には

景気回復なるのでしょうが、庶民としてはマイホームの夢が遠のいたり、

家賃が上がったりと、あんまり良いことなしです。


さて、そんな中でも、いやいや、そんな中だからこそ、できるだけロンドン生活を楽しもうと思います。本好きにとって、イギリスに住んでいる利点は、洋書が簡単に手に入ることです。
そんな中で、私のお気に入りは、Alexander MacCall Smith の The No.1 Ladies' Detective Agency シリーズ。
このシリーズ、ちょっと心が疲れたときに読むと元気がでる本です。
タイトルからわかるとおり、探偵ものなのですが、事件解決がメインのお話ではありません。
それを、彼女は天性の直観と観察力によって解決していきます。
こちらはシリーズ第1作。


本屋さんをぶらぶらしていたら、売れている本とかの情報もばっちりです。

主人公はボツワナ初の女性探偵。

女性ならではという事件がいろいろと彼女のところに舞い込みます。


彼女が遭遇する事件を軸に、彼女の周囲の人々(家族・友人・部下)の人間模様が、美しいボツワナの自然描写とともに描かれています。





Monday, 3 November 2014

The Bookseller of Kabul

The Bookseller of Kabul (by Asne Seierstad)

これは大分前に読んだ1冊です。

ノルウェーの女性ジャーナリストである作者が、カブールで本屋を営む男性、スルタンとその家族の住む家に4ヶ月間住まわせてもらい、彼らが語る物語を記録した。

彼女は積極的に取材活動を行ったのではなく、生活を共にする中で、ふとした折に彼らが自ら語り始めるのをゆっくりと待った。そうして集めた様々なテーマについてのエピソードを、コラージュのように重ねながら、小説仕立てに仕上ている。

アフガニスタンは、完全な男性社会である。

ア フガン女性は、家族外の男性と直接会話を交わすなど皆無に近いはずだ。そんなアフガニスタン社会の取材においては、作者が「女性」であるという事が、女性 達を取材するにあたって、とても有利に働いたに違いない。アフガン女性をこれほど赤裸々に描写できるような、そんな取材ができたのは、作者が女性だったか らだ。

アフガン女性の生活のつらさ。そんな中でもささやかな楽しみをみつけるたくましさ。恋。かなわぬ恋。親に決められた相手との結婚。婚家での生活。ささやかな夢。かなわぬ夢。挫折。諦め。

そんなエピソードが次々と綴られる。その根底に、アフガン女性の「諦め」が感じられて切ない。
抑圧された人生。それを当然のこととして受け入れ「諦め」ている。それしか知らないのだから仕方がない。それが同じ女性として、切ない。

では、アフガン男性は?

作者は、アフガンの男性社会もうまく取材している。外国人でおまけに(おそらく)白人女性である作者は、特別扱いだったのだろう。男性からも様々な物語を聞き取っている。

男性も大変である。彼らも抑圧されている。そして男性はそれを当然の事として諦めてはいない。
抵抗している。悶々としている。いらだっている。

スルタンは本屋を営んでいるが、検閲で彼の店が取り扱う本の多くが違法とみなされ、破られ燃やされた。彼自身は何度も投獄された。彼は本を売る。本を持たない社会は文化を持たない社会だ。抵抗を続ける。

スルタンの息子はスルタンの所有する本屋の一つをまかされ、学校に行かせてもらえない。教育を受けることを望む少年は苛立つ。

男の子も大変だ・・・。

タリバンの16の法令(Decree)は男性にも厳しい。

一番大変そうなのは、「髭を剃ることの禁止」
髭を剃ったら投獄される。期間は「髭が握りこぶしの長さにのびるまで」
髭が生えないタイプの男性はどうするんだろう?アフガンには、そんな男性はいないのかな。

「イギリスやアメリカの髪型の禁止(男性)」というのもあるから、おしゃれな男性には

その他、意味不明な「凧揚げの禁止」、「絵や肖像画の複製の禁止(所持もだめ)」

これでどうやって経済がまわるのか不思議に思う「お金を貸し借りに金利を課す事、両替や送金に手数料を課す事の禁止」

ま あこれはアフガン以外でもよく知られているSharia法(回教の法律)で、英国に住む回教徒同士が喧嘩する時、「お前なんか、酒飲んでるじゃないか!」 「そういうお前だって、住宅ローン組んで家買ったじゃないか!」と、お互いどれだけ回教の教えに違反しているかを指摘しあうそうな。

英国ではコンプライアンスモーゲージなる、回教の教えに違反しない住宅ローンの代替商品があるそうです。(詳細はよくわからないのです。説明を聞いても、あまり理解できなかったの。)

閑話休題

しかし彼らの受難は、それほど切なく感じられない。

所詮、男性は女性を虐げているのだから、当然の報いだと感じてしまうのか。
それとも私が女性だから、男性の受難は他人事なのか。







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