前回、この本がキンドル化されて喜んでいた私。
早速購入、読みました!
社史編纂室という言葉の響きにに反応していた私ですが、
また別な意味でのオタクねたも盛り込まれ、なかなか楽しく読むことができました。
社史編纂室というオタクや、その他のオタク、プラスちょっとしてミステリー(謎)を
からませて。でも、全体的な感想としては、読後すっきり青春小説!です。
色んな意味で、読後感がすっきり!
前菜のあてに、のど越しすっきりビール!みたいな感じです。
ただ、あまりすっきりしすぎて、メイン料理 をバッティングすると、負けちゃうかも。
私の言うところの、コンフォート・リーディングといいましょうか。
私が気に入った所の一つが、主人公が同人誌を作っているオタクというだけあって、
作中作があり、それがなかなか面白い。
物語の中でさらに物語りに入り、自分が今どこに居るのか分からなくなる、
っていう感覚が好きなんです。
映画、インセプション
話がそれました。
さて、星間商事株式会社社史編纂室、
いくつか作中作が登場します。
作中作のネタで1冊本を書いて欲しいとまでは言いませんが、
ちょっとした短編などでも書いていただきたいとリクエストしたいくらいです。
それにしても疑問なのですが、社史編纂室っていうのは、
実在するのでしょうか?
社史を編纂したいくらいの歴史のある大会社だったら、
そんな部署を持つくらいの力があるのかな。
今まで、中小企業でしか働いた経験のない私には、
良くわかりません。
よくわからないけど、実は、社史編纂室で働くのって、ちょっとあこがれています。
星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)