Sunday 29 June 2014

Harry Potter and the Philosopher's Stone

前回書いた、「霧のむこうのふしぎな町」。

私が次から次へと、本へ手を伸ばすようになったきっかけの一つとなった本です。
でも実は、この本を読んだ後しばらくの間、同じようなワクワク感を
与えてくれる本とはしばらく出会えずにいました。

でもまあ、色々と違う種類の面白さを持つ本とは出会っていたので、
楽しく読書生活を送っておりました。

ほのぼのとした心地よいお話とか、ちょっと男女の恋愛が織り込まれて
どきどきするお話とか、ショートショートのSFとか、推理小説も読み始めたりして。

こうなってくると、私の読書傾向は大人向けの本に向かい、
子供向けの本からは徐々に遠ざかっていったのです。

そんな中で、私がハリーに出会ったので、大人になってからでした。

就職して、キャリアアップを目指して英会話教室に通っていた頃。
翻訳の仕事がしたくて英語の勉強をしていたのですが、
当時、英語の本を1冊読み通したことはまだ一度もありませんでした。

なのに、暇があれば洋書を置いてる本屋さんにいって洋書を物色したりして。
もしかして私って見栄っ張り?

そんな中で、出会ったのが

Harry Potter and the Philosopher's Stone


翻訳書もでていましたが、私の目に留まったのは原書です。
原書の表紙をみてジャケ買いです。
読み始めて、ワクワクしました。

昔、「霧のむこうのふしぎな町」を読んだ時に感じた、
あのワクワク感をを感じたのです。

これは、読み通せる!これは、読み通さなければ!

そう感じました。

そしてこの本が、私の記念すべき、洋書で始めて
1冊読み通すことができた本となったのです。






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Monday 23 June 2014

霧のむこうのふしぎな町

昔々、私がまだ小学生だった時に読んだ本です。

当時から私は本の虫でした。

当時の私は、登下校の歩く時間さえももったいなかったらしく、
歩きながら本を読んでは、母親に叱られたものです。

どうやら、本を読みながら歩いて電信柱にぶつかった事があるらしい。
自分では、あまり覚えていないのですが。


そんなこんなで、小学校の図書室にある自分が読みたい本はすべて読んでしまい、
地域の図書館に通い始めました。

地域の図書館は、児童図書館と成人図書館にわかれています。
児童図書館でも、当時の小学校の図書室に比べると、本の数は桁違い!
おまけに、成人図書館に行けば、色々と難しい本が山ほどあります。

いやあ、嬉しかったですねえ。
これらの本が、いつでも読みたいときに読めると思うと、興奮したものです。
(こんな事で興奮する子供って、嫌だなあ)

さて、そんな私も、子供の頃は真っ当にに子供向けの本を読んでおりました。

その中でも一番印象深いのが、「霧のむこうのふしぎな町」です。

名作ですので、昔に読んだ事がある人の方が多いくらいだと思いますので、
内容云々については省略いたします。

今でも忘れられないのが、子供の私が始めてこの本を読んだ時に感じたワクワク感。
この、ワクワク感をもう一度味わいたくて、次から次へと、本へ手を伸ばすようになったのです。

この本が、私を本好きにしたのかなあ。
それとも、ただ単に私は生まれついての活字中毒なのかなあ。

本当のところは、誰にも分かりませんが、とにかく、この本は私にとって
とても大切な1冊です。

一人の女

群ようこさんは私のお気に入りの作家の一人です。

なんといっても文章がシンプルで読みやすい。
読んでいて楽しいし、読後感も悪くない。 
こういうのを、コンフォート・リーディングとでも言うのでしょうか。

さて、私は現在日本国外に住んでおり、日本語の本は
ベストセラーや話題の本など、欲しい本があっても、タイムリーには手に入りません。

一時帰国の際に仕入れるか、キンドル化されるのを待つのです。
それまでは、じっと我慢ね。

群ようこさんの本は、一時帰国の際に、少しずつ仕入れているのですが、
この「一人の女」は、そんな本の内の1冊です。

-- Amazon の紹介文 --

セノマイコ、45歳、独身、玩具会社課長。着せ替え人形『プリティーぴんくちゃん』のヒットを飛ばし、皆のボーナスに貢献するも、社内では男性社員からの 妬みそねみのオンパレード。一方で微妙な年齢からくる体の不調も…。そんな過酷な会社生活に、不器用ながらも真っ向勝負で挑み続ける女の爆笑必至の物語。 とんかつ定食でパワーをつけ、野良猫たちに癒され、今日もマイコはずんずん突き進む。 

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私も40歳の大台にのり、45歳もそう遠い未来ではありません。
何度か転職しているので彼女の様に生え抜きで一つの会社で頑張った
わけではないのですが、一応、40歳過ぎた女性で会社員です。

私は彼女ほどアグレッシブにはなれないけれど、
日本の会社で頑張っている彼女の苦労には同感します。

そして、彼女の部下(おそらく20歳代後半)が感じていると思われる、
社会や会社への苛立ちのような感覚が、自分がかつて感じていた
不満に通じるものがあり、読んでいてまさに、「そうそう、そうなのよ~。」
という感じ。

働く女性の殆どが感じているだろう不満を、面白おかしく文字にしてくれた
群ようこさんに感謝です!


Thursday 19 June 2014

自己紹介

将来、翻訳を生業にできたらうれしいな~と思っている兼業主婦です。

仕事は一般職的な事務職だし、家事といっても子供がいないので手抜きし放題だし。
なのに、なかなか勉強する時間がとれなくって、ちょっとイライラ。

会社の仕事で、少しばかり翻訳する機会はあるのですが、社内翻訳者として働いているわけでないので、翻訳はあくまで業務の一部。大量の技術文書みたいな、片手間ではできない仕事が発生すると、外注となります。

もちろん私にそんな仕事をする技術的なバックグラウンドはないし、他の業務を抱えているので時間もないし、無理なことはわかっているのですが・・・、それでもちょっと落ち込み気味。

そして、落ち込みながら夫に相談したりして、いろいろ考えました。

そもそも私が翻訳を仕事にしたいと思うようになったのは、本を読むの好きだから。
そして、英語を勉強するのが好きだから。

だから、その二つを仕事にできたらいいな、と漠然に考えて、なんとなく「翻訳」がやりたいと思い始めたのです。

でも、私には翻訳に適性がないのか、他に適性があるのか、翻訳の仕事はなかなか回ってきません。
機が熟していないのかもね。

それなら今は原点にもどって、「本を読む」ことに集中し、そのレビューをブログに公開してはどうかと夫が提案してくれました。

「翻訳をやりたいといっても、会社でガチガチの技術文書を一日翻訳するような仕事がやりたいわけじゃないだろう」と、元気付けてくれる夫に感謝です。

そうです。私の目指す分野は、出版翻訳のノンフィクション。たしかに少し分野が違う。

そうだね。今は落ち込むよりも、会社では自分に与えられた仕事を一生懸命やって、プライベートで少しでも自分にできることをやって行くほうが、建設的だわ。

というわけで、これからぼちぼち本の感想を書いて行きます。

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2014年6月にこちらのブログに引っ越しました。

それ以前の記事は、こちらに。
(自分自身のための備忘録。)

Under the duvet ~ Keiko の本読み記録